Q36.なぜ、5Sが見える化につながるのですか。
Answer
_職場がスリムになるだけで見える化が進みますが、次の意図的なステップによる見える化の前提ともなります。
_見える化の前提として、資本主義について考えてみましょう。多くのモノを生み出し、それを売買することによってお金の動きを活発にし、豊かな社会をつくっていくことが資本主義のシステムです。それを長く続けて来た日本は、その生産し続けたモノで溢れ、複雑極まりない状況になっています。もちろん、多くの生産現場でも同様にモノが溢れ、複雑極まりない状況を招いています。もちろん、多くの生産現場でも同様にモノが溢れかえっています。この溢れかえったモノを捨てていくことが整理なので、それを続けるとどんどん必要なものだけに集約され、シンプルな職場になり、見える化が進みます。同時につくり過ぎにも気がついて必要なものを必要なだけ生産するという体質に変わってきます。さらに清掃を追究していくと、点検清掃になり異常がすぐに発見できるようになりますが、これもまさに見える化そのものです。またさらに、整頓で位置を決め、明示・表示や識別・色別化が進めばこれも見える化となります。このように、5Sは見える化のための最高なツールであることがわかります。