Q17.なぜ、指摘ではなくヒントなのですか。
Answer
_どこでも上から目線で指摘をしています。かくしてやらせやらされの風土ができ上がります。
_多くの活動はほとんど指摘です。どこでもそれが当たり前です。今から20年ほど前には著名なコンサルタントの先生方がたくさん活躍していました。神様と見間違うばかりの方たちで、多くの大企業がこぞって迎え入れて大きな成果が報告されました。指導スタイルは指摘そのものです。「私の言う通りにやれ」、そして指摘される側は「素直に指摘して下さい」と受け入れていました。指摘されてそれをそのままやる方がお互いに楽かもしれません。でも、良く見ていると指摘項目には手をつけるけれども、その応用になるとやらない、できないとなります。さらに大量生産時代には自分で考えることは敬遠されました。それで企業力は間違いなく弱くなりました。
_この経験から足利流5Sでは、指摘ではなくヒントと強調しています。足利流5Sは、「自分で考えて納得したらやつて下さい、納得しなければやらなくて結構です」と断ります。さらに「改善は何通りもあるので自分で選択して下さい」と。この積み重ねで考働する集団を目指します。