栃木県足利市の中小企業を中心に、5S実践活動をしています。

  第8回 間違いを許せる職場づくり

◆間違いを許す…ただし安全と品質は慎重に

先月、「巧遅より拙速」という内容で、できることからすぐやるということを述べてみま
した。今月は、さらに一歩進めて、できないと思ったものでも「ダメ元」の精神で挑戦し
てみることをお奨めします。やってみて、不足があったり間違いがあったりしたら、次は
足したり逆のことをやったりすれば成功ということになります。また、やってみることに
より、次の一手が見えてきます。これが4Sの醍醐味になります。

人は間違うことを恐れるものです。特に今の日本人は、学校教育の減点主義のシステムも
あって間違いを極端に恐れます。上司はさらに上の上司の眼に気にして、部下のミスを叩
きます。これでは現場の人たちが委縮しないはずがありません。したがって、間違いを許
せる風土づくりができれば、現状では考えられないほど改善が進んできます。ただし、繰
り返しになりますが、安全と品質は慎重に進めてください。

そして、その間違いはオープンにしましょう。そういうことの積み重ねによって、悪いこ
とを隠さない職場ができます。誰でも間違おうとして間違っているのではありません。ほ
とんどの場合、必死になって間違わないように努力しているのに間違うことがあるのです。
また、難しいことに挑戦する場合、難しければ難しいほど間違う可能性が高くなります。
したがって、間違いを責めると難しいことは誰も挑戦しなくなり、結果として企業力が弱
くなります。

ところで、日本に成果主義が導入された時、成功の結果が評価されるので、目標を確実に
アウトプットできるレベルに下げるという傾向が見られました。他にも仲間同士の協力体制
がなくなったり、短期の目標だけになったり、無理やり数値化したりしたこともありました。
参考までに延べますと、筆者の提唱する4Sはこれらのことが反面教師になっています。

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