第3回 4Sに欠かせないトップの役割

◆不可欠なトップの役割

繰り返しになりますが、組織の形はトップの力で決まると言っても過言ではなさそうです。
4Sで言えば以下のようなことでしょうか。

①まず、導入の決定はトップの役割です。

②それから、社員が活動しやすい環境をつくることです。「4Sは仕事中にやるのですか、
_時間外ですか」という質問が少なくありません。仕事だから仕事中です、正しく1年も
_やっていればそのくらいの時間は返ってきます。実際にやるのは他の人だとしても、ト
_ップが理解した上で判断を示さないと組織が迷います。

③また、多少のお金もかかります。しかもリターンの数値が見えません。これもトップが
_信じて、予算を決めてやる以外にありません。足利では「5Sの進捗と(数値的)効果
_の関係はよく見えません。だから、決算書を見る人が現場の変化決算書を別々に見て
_判断してください」とお願いしています。ところが、大企業だと効果評価をしたがりま
_す。両社は数字でリンクしないのですから、くれぐれも注意してください。

④次に、一歩レベルアップしたら次の中目標が必要になります。これを設定しないとマン
_ネリ化に陥ります。「攻撃は最大の防御なり」です。現状維持を考えたら間違いなく
_下降します。この一連の動きは「着眼大局・着手小局」とも言い換えられます。仕事は
_大きなビジョンがないと大きなことはできません。そして実践するのは小さなことの
_連続です。大きな方向性が見えていれば小さなことをやっていても方向を間違えません。
_「着眼大局」を指し示すのは、トップ(陣)の仕事になります。「着手小局」は会社の
_全員でやります。

⑤実践に入った時、トップが下手に口を出さないことも肝心です。口を出し過ぎて失敗し
_た企業をたくさん見てきました。まったく口を出さず(大局を示さず)動き出さない
_企業も随分見てきました。そのどちらにも問題があるようです。

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