栃木県足利市の中小企業を中心に、5S実践活動をしています。

  第2回 トップから社員まで、まず4Sの概要を正しく知ろう

 

◆知らざるを知る

「知らざるを知る」という言葉があります。社会では広く行われている4Sを見ていると、
この言葉を思わずにはいられません。フィーリングだけの4S、ただきれいにするための
4S、生産性向上だけが目的の4S、儲けるための4S…本誌の読者に対しては失礼かも
しれませんが、安全衛生との関連性が分からない4S、などが多方面で展開されているの
では、と感じられてなりません。

 また、昨年、何度も述べてきた「整理・整頓・清掃」の順か、「整理・清掃・整頓」の
順かに始まり、整列と整頓との勘違い、「継続は力なり」に代表されるきれいな言葉をう
のみしている場面にもよく遭遇するところです。でも、昨年1年間の連載を読まれた皆さ
んは、これらが見当違いとまでは言えなくても、4Sのさまざまな深い効果とはかけ離れ
たところで活動されているのではないかということはご理解されていることと思います。

 では、ただ本などを読んだだけでその先を知ることができるかとなると、そう簡単な
ことではありません。本で読んだり、セミナーに参加したりして知識を得ながら、さらに
自分 で実践してみて、時には間違ったり、2度も3度もやり直したりしながら身について
行くのが普通だからです。したがって、言葉を知って、さらに実際に挑戦してみると、
いかに自分が 4Sに対して多くを知らないかということが分かってくるはずです。
_ですから、それなりの活動が展開できるまでには時間がかかります。しかも、真剣に取
り 組めば取り組むほどその深さと広さは無限に広がり、それは企業や事業体が続く限り
途切れることはないのです。
_この「知らないことを知る」ということが、真の4Sに取り組むための第一歩になると
いってもよいでしょう(4Sだけではなく何にでも言えることなのでしょうが…)。

次ページ:トップこそ知る必要がある

Pages: 1 2 3

掲載記事のご紹介

PAGETOP
Copyright © きむら5S実践舎 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.