◆景気変動を迂回する
1950年代半ばに出版されたP・F・ドラッカー博士の「現代の経営」に。「変化はいつの
時代にもあります。そして、その変化の大きさの上下のフレと、いつ始まっていつ終わるのか
のスパンが分からないことと、いつもその原因は違っていることが人々を一喜一憂させます。
これからもその循環は続きます。そして、過去同様に将来も1つひとつ違いますが、過去に
おける景気の最低レベルはわかるはずです。企業は、その最低レベルに合わせた企業づくりを
普段からしておけば、景気の変動から解放されることになります」という内容の「景気変動を
迂回する」という一節があります。この時代にすでにこのような見方が提示されていたのは
驚きです。今の時代にもすっぽり当てはまります。したがってもう一度、この大変化の時に、
このような見方で仕事を見つめ直す必要がありそうです。