第7回 清掃②点検清掃・保全清掃

◆大量生産大量消費でモノを粗末に扱うようになった

筆者は終戦の年、昭和20(1945)年の生まれです。幼児から青春のころまでモノのない時
代に育ちました。従って、その時代は本当にモノを大事にしたのをよく覚えています。とこ
ろが、昭和40(1965)年に入るころからモノがあふれだし、それに比例してモノが粗末に
扱われるようになってきたように記憶しています。職場にも家庭にもモノがあふれるように
なり、職場では、工具などは見つからなければすぐに追加購入をする。という風潮になって
きました。また、機械設備などは性能が著しく向上して、メンテナンスフリーに近くなった
ということもあり、とにかく使える間だけ使おうという傾向が強くなってきました。それに
伴って、清掃も簡潔になってきたように思われます。特に大企業では、機械設備は大型にな
り、さらに複雑になってきたこともあって、機械設備は生産技術部門の持ち分となり、作業
者は一切、手を出さない…という暗黙のルールも出来上がっていったような気がします。
この結果、毎日手入れをする習慣がなくなり、ドカンと問題が起きた時点(ドカ停)で「さ
あ生産技術様」ということになりました。本当は、毎日機械を使っている人が一番よくその
機械のことを知ることができるはずです。このような風潮に陥った職場では、まずその第一
歩として初期清掃に取り組み、さらにその上を狙った保全清掃に着手するという段階的な進
め方に4Sの清掃はうってつけです。「生産技術部門ではできない保全」、「生産技術部門
でなければできない保全」のすみわけをとるとすれば、ここでも現場が主役ということにな
ります。

第8回 整列と整頓①

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