栃木県足利市の中小企業を中心に、5S実践活動をしています。

  第6回 清掃①初期清掃

◆初期清掃に一生懸命取り組むと…

今月は清掃のことについて考えてみます。すでに、世間での取り上げ方と違って筆者の考え方
は整理→清掃→整頓の順序だということを述べてきました。これは、実際に多くの4Sを手掛
けてきて実感した結果からの順序立てです。

ところで清掃は「清」という文字と「掃」という文字の2つからできています。「清」はサン
ズイに青との組み合わせで、水を使うぞうきんがけを表しているそうです。また、掃という字
は手で箒を持って、と辞書には書かれています。最近の日本は西洋ナイズされて箒と電気掃除
機による「掃」中心の傾向が強いようですが、床や壁にこびりついたものなどをとるには、や
はりぞうきんまたはそれに類するものが必要になってきます。このように清掃という言葉1つ
とってみても日本人の掃除という作業を細かく観察して、きめの細かい作業をしてきたことが
伺えます。昨今の掃除は、さっと一通り表面を掃いて、しっかりやったつもり、その延長のせ
いか、見えない所はコストがかかるということで手抜きをした方が得だなどという傾向がみら
れます。見えない所まで手を入れたり、すみずみまで箒を入れたり、こびりついたものを丹念
にとっていくと間違いなく清潔感が伝わってきます。さらに磨いていくと職場や、その職場か
ら生み出される製(商)品などから魂さえ伝わってくるから不思議です。

さて、清掃にも初期清掃と点検清掃と保全清掃があり、特に保全清掃になると整頓と同じくら
い難しくなってきます。まずはすぐに誰にでもできる初期清掃の説明から入りますが、その先
には機械設備の可動率(機械設備が使いたい時に使えるようになっている状態の割合)を上げ
たり、不良率を下げたりする保全清掃があることを知っておいてください。ではまず、初期清
掃を考えていくことにします。

①部屋が明るくなる
②照明が少なくて済めばCO2の削減につながる
③すみずみまで見ていくと、見る目が緻密になる
④古いものが新品同様にまでなる
⑤気持ちがすがすがしくなる
⑥さらに高じると感動ものになる
⑦周囲が感心してくれる
⑧出入りの業者様やお客様が褒めてくれる
⑨さらにきれいにしたくなる
⑩工場がショールームになる

というようにどんどん職場が変わってきます。このような職場が出来上がれば、初期清掃の段
階でも知らず知らずのうちに、お客様は品質と結び付けて工場、ひいては会社を評価してくれ
ることになります。

次ページ:大々掃除と小掃除のすすめ

Pages: 1 2

掲載記事のご紹介

投稿アーカイブ

  • 2017
  • 2016
  • 2015
PAGETOP
Copyright © きむら5S実践舎 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.