第12回 4Sと安全衛生

◆4Sと安全の因果関係

次に、4Sが生み出す(と思われる)安全面での効果を思いつくままに記してみます。
①高いところにモノを置かなくなるので頭上からの落下がなくなる
②高い所が整理されれば、高所の不安全個所が見えてくる。低い所も同じ
③通路が確保されるので、ぶつかり事故がなくなる。また、いざという時の避難がスムーズ
_になる
④作業域のスペースが広くなるので挟まれや不意の事故原因が取り除かれる
⑤床置きのモノや床の凹凸がなくなると、つまずきなどがなくなる
⑥床の油汚れがなくなれば、滑って転んで…ということがなくなる
⑦不要なモノがなくなれば、工場が明るくなる。明るさは安全につながる
⑧整頓が行き届けば、間に合わせの道具を使うことが少なくなる
⑨配線不良やビスのゆるみなどが発見され手直しされて、事故の未然防止となる
⑩消火器や消火栓の位置が見直され、正常にかつ素早く使えるようになる
⑪薬品などが管理され、誤用がなくなる
⑫服装や身だしなみの乱れがなくなれば、巻き込まれ事故なども防止される
⑬非常時のルールが活きた形で制定され、活用されるようになる
⑭予防保全の域に入ると、早めの事故防止ができる
⑮1人ひとりの自覚が安全に対してできてくると、うっかり事故がなくなる
⑯水洗場やトイレなどがきれいになれば、工場全体が衛生的になる
⑰“鉄やプラスチックも食品なり”として取り扱っていくと、それらの工場も衛生的になる
⑱「考働」する集団は、不安全個所に対しても、積極的にアプローチをかけるようになる
⑲人のいる場所が乱れ汚れる。人の周りがきれいになれば、安全で衛生的な職場になる
⑳人のモチベーションが上がれば、安全に対して全方向で良い結果につながる

以上、20項目を挙げてみました。しかも、すでに述べてきたように、安全第一の4Sによ
って、品質や生産性の向上、在庫削減、短納期が図れるほか、工場がショールームとなり
売り上げにも良い影響が出てきます。このように一石二鳥や三鳥どころではなく、百鳥に
もなる4Sを、もう一度見直してみることを改めておすすめします。

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