栃木県足利市の中小企業を中心に、5S実践活動をしています。

  第12回 4Sと安全衛生

この連載も1年間の節目を迎えました。「安全衛生のひろば」の誌面の4Sの説明というこ
となのに、その安全衛生との関連にほとんど触れてきませんでしたので、今回は4Sと安全
衛生とのかかわりを述べてひと区切りにしたいと思います。

◆安全第一という言葉の持つ重み

安全が第一と言われている理由はすでに述べてきたところですが、繰り返しますと、「安全
第一」は、何にも増して人を大事にする精神ということです。ともすると、利益やそれを生
むための生産効率、品質を第一と勘違いしている場面をよく見ます。また違った角度から見
てみると、利益を生み出す源泉となる従業員をないがしろにして、株主や顧客を優先してい
る風潮が最近は目立ちます。もっともっと従業員満足―決して甘くするのではなく、毎日の
活動を「動き」ではなく「働き」にし、厳しさに挑戦した後の喜びを知る集団が見直される
べきではないかと思います。モチベーションが低く、へとへと感が充満している職場から、
お客様に納得していただくメッセージを発信できるとは思えません、改めて「安全第一」の
言葉の意義をかみしめたいものです。

しかし、安全は一朝一夕にできるものではないし、その効果は改善が進めば進むほど見えに
くくなってきます。例えば、“無事故日数”というのはたまたまなのか改善効果の結果なのか
はっきりと分からないし、また現象(事故)が現れない結果が無事故として計上されること
になり、見え(現れ)ないことが評価されるということになります。このようなところに安
全活動の難しさがあるのだと思いますが、さればこそ安全のための環境改善の不断の努力が
必要になるのだと思います。

次ページ:4Sと安全の因果関係

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