栃木県足利市の中小企業を中心に、5S実践活動をしています。

  第10回 清潔・しつけ

 

今回は、「清潔」と4Sには取り上げられていない「しつけ」について述べてみます。

◆清潔

一般的に言う清潔は、きれいでさっぱりしていて、病原菌がいないような状況を表していま
すが、4Sの中の清潔は、整理・清掃・整頓を維持することとなります。

さて、整理も清掃も整頓のいずれも、自身で手を下して考えて、不要なものを抽出して捨て
たり、自分で箒と雑巾を持って掃除をしたり、在庫などを確認してモノを置く場所を決めた
り、工夫をしたり…と、自分で手と頭を使って職場を変えていくことだということは、いま
までに繰り返し述べてきました。一般的な清潔感はこの3Sができれば必然的にその結果と
して得られるのでしょうし、4S上の清潔は3Sを維持することということで、3Sの重要性
をクローズアップしているようにさえ感じられます。確かに3Sをやり続けることは多くの
企業・職場で苦労しているところですが、それを維持するということは、3(4)Sの本質では
なく3Sに付随するということのように筆者は感じられます。すでに3Sを維持するための
方法もいくつか述べてきましたが、ここで繰り返し11項目を並べてみます。

①3Sをよく知る…特に3Sから引き出される効果を知る
②できるものから順序立ててやる
③あるレベルまで行くと必ずそこで行き詰ることを知る
④行き詰ったら、跳びつけるか跳びつけないか程度の次の目標を設定する
⑤「目標を遂行」「また目標を立てる」…これを繰り返す
⑥目標設定のためにベンチマーキング(ベストプラクティスを学び、自職場に適した
_形で導入して改善に結びつける活動)などを行う
⑦3(4)Sはマネジメントという重要な仕事だとういうことを認識する
⑧社内でみんなでワイワイガヤガヤ楽しむ
⑨「資料作りはしない」「点数はつけない」「期限は切らない」「指摘ではなく
_ヒントのように自主性を重んじる」など、やらせやらされの3(4)Sに陥らない
⑩そして、仕事も3(4)Sも楽しむ
⑪3(4)Sは仕事が続く限り必要である、ということを認識する

3(4)S継続の神髄は、楽しむことです。仕事は納期があったり、コストダウンを要求された
り、さまざまな面でプレッシャーの元となります。でもこのプレッシャーに対して「今回は
こちらから、次はあちらから…とせめて攻略するのだ」というふうに楽しんでしまいましょう。
難しい課題であればあるほど、それを攻略できた時の喜びは大きいものです。「おっと、そん
なに簡単にはいきませんよ…」と言われる方も多いかと思いますが、幸い4Sには「ダメ元」
という考え方があります。その時はすっぱり諦めましょう。と言いながら常に挑戦し続けるの
です。いつかきっとその課題をやっつけられる時が来るはずです。

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