栃木県足利市の中小企業を中心に、5S実践活動をしています。

  第7回 「他人事」について考える

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自分も含めて、今の世の中は他人事で行動する人が目につく。いや、ほとんどの人がこの姿勢
のように思われるほどである。日本人の特性なのか、戦後の教育のせいなのか、とにもかくに
もそう感じさせられる。

この姿勢は、部分最適どころか自分最適となり、結果的に自分の首を絞め、さらに企業全体に
ムダをまき散らすという結果をもたらす。今回は個人主義とはまた違う、この他人事について
考えてみたい。

足利での5年間の「5S社内インストラクター教育」

足利市では平成22年から5年間にわたり、半年で12日間の「5S社内インストラクター教育」
を行って来た。最初の3年間は市内の方を対象に、4回目、5回目は市外の方も含めた活動にな
っている。毎年10人程度が対象だが、5回目は市外の方にも声をかけたので20人の大所帯に
なった。
ところで、このセミナーでは5Sのハウツーはあまり重要視していない。それよりも、「なぜ、
誰のために仕事をするのか」「5Sの目的は何か」「5Sをやると何が起こるのか」などなど、
働く人の姿勢を考えてもらうことと、現場に出向いた時の現場実践を主眼に置いている。

もちろん、このことを繰り返す過程でハウツーにも触れるし、さらには自分でものごとを考え
る方向に進んで行くことにもなる。ところで、5Sは誰でもできて、誰でも理解できて、やりな
がら成長できるという機能を有している。しかし、やりながら成長できるということは、眼の
前に展開されて表出する現象や問題点をキャッチできないと、それが全部チャンスロスとなり、
無意識のうちにそのチャンスは消えて行くことになる。

したがって、この社内インストラクター教育ではそのキャッチカを養うことを主眼に置いてい
る。そしてそれは、凡事徹底が大きなポイントとなっている。

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