栃木県足利市の中小企業を中心に、5S実践活動をしています。

  第5回 知らないことがムダを生む

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人がすべてのことを知るのは不可能なことだが、知らないがゆえに大きなムダを生じているとい
うことはよくあることである。そこで今回は、筆者の主務が5Sであることから、5Sを例にとっ
て知る・知らないうんぬんによるムダを考えてみたい。

5Sって何ですか?

5Sって何ですか?
こんな質問をすると、本誌の読者の方には、何をいまさらと叱咤されそうである。また、足利の
5Sでは、「整理、清掃・整頓・清潔・しつけ」としているので、ある方から整頓と清掃が逆だ、
とんでもない間違いをしている、とお叱りを受けたこともある。
ところが、反対に、あれっ?と思ってくれる方も少なからずあって、逆になっている理由を述べ
ると、10人中8~9人は納得をしてくれるか頷いてくれる。
また、「5Sの5つのSを教えて下さい」「その1項目ごとの定義をして下さい」と質問すると
10人中10人、違った反応が返って来る。5つのSがほとんど言えない、知っていてもとっさに答
えられない、順番となるとどれがどれだかわからなくなる、などさまざまである。多くの職場で
は、5Sは当然のように取り入れられているはずなので、その広がりからするとこれは惨憺たる
状況であると言えるだろう。

もちろん、QCやVAやIEなども同じような状況かと思われるが、5Sは全員参加の全社運動が
基本であり、実際にだれでも理解でき、実践でき、やりながら個人と集団が成長して行ける活動
である。だからこそ、どの人に質問しても、きちんとした答えが返ってくることが重要なのだ。

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