栃木県足利市の中小企業を中心に、5S実践活動をしています。

  第2回 トヨタの現場管理・7つのムダ

たくさんあるムダが認識されていない

「トヨタの現場管理」を最初に手にした時は、まだ大量生産が続いている時代であった。
それからしばらくして大量生産品はほとんど国外に流れ、筆者が足利で5Sをスタート
した11年前には、すでに時代は多品種少量生産へと間違いなく移っていた。
けれども、大量生産品などはほとんどなくなっていたにもかかわらず、まだ少なからぬ
企業で、ロットをまとめてとか、段取りが面倒臭いとかという大量生産活動回帰を期待
する会話が当たり前に交わされていた。

そして10年経った今はどうだろうか。社会の変化に合わせた多品種少量生産に取り組む
のを余儀なくされながら、頭はまだ大量生産の仕組みの中にいないだろうか。
このあたりの考え方・取り組み方が、大きく企業間格差になって現れていないだろうか…。
筆者の周囲を見渡す限りでは、日本のモノづくりが心配にならざるを得ない。

繰り返すが、「必要な時に必要なものを必要なだけつくる」、これができないがために
さまざまな他のムダが誘引されている。もちろん、原価低減活動7つのムダのみならず、
企業の中ではその他にもそれこそたくさんのムダが、見ようとすれば見えて来る。
次回以降は、それらのムダを思いつくままに取り上げてみたい。わかっているのに意識
していない、だから手を打てない。そのようなムダがまだまだ山積みされていることに
気づいていただける機会になれば、と願っている。

【参考文献】
「トヨタ現場管理」日本能率協会編、日本能率協会、1978年

第3回 トップのブレから生じるムダ

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