spring

圧縮コイルばね

去る10月27日に菊地校長を始めとする足利5S学校の役員及び事務局15名が、宇都宮市の村田発條・清原工場を見学しました。ところで、ビジネスネットワークの企業リポートでは、同社を次のように紹介しています

「技術力と信頼の品質で実現するシェアナンバーワンのものづくり」「国内で生産される普通トラック(4トン以上)のエンジンに使用される”バルブスプリング”のほぼ100%を製造・販売する村田発條株式会社。乗用車向けばねでは、米国やメキシコ、中国などに生産拠点を設けるほか、「清原工場」も新設。今後、新製品開発に挑み、次世代へ向けた新たな飛躍を遂げる、と紹介されています。
ずっと前から足利の企業との親交があり、特に菊地歯車さまの5Sに触発された同社から当舎に講話という形で声をかけていただいたのが9年前、それから5年後に指導を依頼されました。その直後に清原工場の取得の話をお聞きし、特に新工場移転に向けての5S活動という目標で活動が動きだしました。

清原工場

清原工場全景

見学風景

見学風景

足利5Sのストーリーを核にした活動は、トップの強い意志の下に、現場の人たちを徐々に巻き込みながら見事に新工場へ理想的な5Sを埋め込んだようです。見学では、工場を貫通する広いメイン道路、田の字工場、広く工場内が見渡せる高さ統一(制限)、清掃のしやすい配線も含めた床あげ、余計なもの・特に在庫品を持ち込まない工夫、直角平行、イレクターの活用によるフレキシブル性追求…など、短期間で基本的な5Sの考え方が網羅されていることが確認できました。もちろんこれらの配慮は様々な形で”更なる見える化”を示唆し、今後、整頓の活発化が進むにつれて、安全性、品質、生産性、在庫、納期…など経営改革に迫る様々な方面の効果を押し上げることが期待されます。

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工場を貫く・広い田の字通路

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高さ制限

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コードの床上げ・キャスター

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足元まで清掃

 

加えて、清掃にも力を入れていて、山上先生のEM清掃で汚さない・汚れない工場への取り組みも取り入れられています。⇒別途、山上先生の清掃報告を投稿しましたので、ご覧になって下さい。

村田発條・清原工場社屋

たった4年間で(人によっては長すぎる…というかもしれませんが)まとめあげた社員の方たちに敬意を表します。磯常務さまから「うちの社員は無口でおとなしくて…」と何度かお聞きしましたが、経営陣が5Sの取組方針を明確にした上で、社員の活動をじっと見守って来た的確な環境づくりが朴訥な社員に伝わって、短期間の大仕事として結実したことに改めて感心させられます。時間の都合で細かい所の改善はこれからですが、全社的に5Sを良く理解されているので今後が益々、楽しみになりました。併せて、足利との交流も確実に深まって行くであろうことを楽しく予感させていただきました。
末筆に、移転時の指導に携わった、また今回の見学会を計画した当舎の鈴木浩也君の影の力を申し添えさせていただきます。