去る2月24日に大阪で、公益財団法人 関西生産性本部・関西IE協会主催の第6回「関西5S大会」が開催され、聴講をしてきました。特別講演の後、事例発表は3事例が発表されました。

①「アイシン東北の5S活動と見える化の取り組み」・・・アイシン東北(株)
「大阪の中小企業の5S活動の取り組み」・・・大阪3S実践会
「5Sを通じた医療安全と業務改善の取り組み」・・・磐田市立総合病院

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㈱ベル 奥社長

の3例ですが、今回は2番目の『大阪3S実践会』の発表について、取り上げてみたいと思います。
はじめに、代表幹事会社でもある(株)ベル社 奥社長から、大阪3S実践会に至った経緯の説明があり、続いて、会員企業である4社から5S活動に取り組んだ内容が発表されました。その内3社は、2013年から代表の(株)ベル社を中心に東大阪青年経営研究会(異業種交流会)を立ち上げ、5S活動を推進してきた企業の方たちです。
今回このことを取り上げた理由は、昨年度の大会のこの会場で世界5Sサミット2016 in足利のご案内をさせていただいたのですが、そこで弊舎鈴木らが足利流5Sを紹介していた姿が、(株)ベル社の奥社長の目にとまり、それをきっかけとして、足利5Sとのご縁が始まり、今回の発表になったからです。奥氏は、これまでも5S活動を続けて来たが、なにかが違うと、もやもやした状況のなかで他のものを模索していたところに、昨年の出会いがあり、すぐに求めていたものだと直感したのだそうです。そして、その出会いから、丸1年経った今日までに大きな転換ができて、本日の事例発表を迎えられたということだそうです。今でも初めて奥社長にお会いしたときのことを、鈴木は印象深く語りますが、それは、その場ですぐさま足利流5Sの考え方に共感し、即座に小冊子「4Sを極める」をまとめてお買い求めになったというスピーディな出来事に衝撃を受けたからだと言います。翌日には鈴木のもとへ連絡が入り、6月には3社8名で、足利5S実践企業の視察に来られたり、7月には、メンバーとともにそれまでの研究会の名称を改め、新たに『大阪3S実践会』としてスタートされたりと続きます。そして今現在は、5社の会員で活動をされていますが、今後は、足利5S学校の姉妹校と位置づけた、“きらめく5S学校”という名称で、社内5Sインストラクターの養成講座を4月からの開講をすべく準備中です。現在、5Sインストラクター研修並びに5S指導のサポートで、足利からきむら5S実践舎が訪問をさせていただいておりますが、少しずつ、本当にゆっくりとですが足利5Sが各地に伝播していく様をこの大会で感じさせていただきました。
今回の『大阪3S実践会』の発表企業は以下の通りです。

 (株)Dreams UCW店さま・・・ポップコーン製造・販売
               https://popcorn-papa.com/
(株)タナカファクトリーさま・・・金属製品の製造・加工及び溶接全般
                http://www.tanakaf.co.jp/
ユタニ工業(株)さま・・・建機・農機部品の製造販売、アタッチメントの販売・修理・再生
            http://www.yutani.jp/
(株)ベルさま・・・ビルメンテナンス:清掃管理、受付管理、建物管理、鳥害対策、等
         https://ai-kando.jp/

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また、上記からもわかるように業種業態もさまざまです。それまでにも月一回各社が集まり5S交流報告会が活発に行われ “5S”というキーワードを通して、異業種が切磋琢磨して、共に成長していこうということを目指して来たとのことですが、そこに、やらせ、やらされではない、人に焦点をあてた足利5Sの考え方が加わって、この発表の中からもこれから大いに変化していく意志をうかがい知ることができました。今後さらに、どう変わっていくのかとても楽しみです。当日は何よりも、5Sを多くの方たちに知ってもらう機会として、関西5S大会が今回で第6回目を迎えたことの意義をひしひしと感じます。この大会がさらに7回、8回と続くことを期待します。    野村和男 記