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桔梗

5Sはやっているけれどもその定義をきちんと捉えている活動はそう多くはないようです。これでは闇雲な活動にならざるを得ません。ところで「知識のない5Sは無謀、実践のない5Sは空虚」という言葉を私の仲間が持って来ました。尤もらしいのですが何か違和感があるのでじっと考えてみましたが、私の提唱する5Sは分からなくてもやってみよう…ということなので知識がなくてもやってみよう、ということになります。だから知識がなくても無謀にはならないのです。却ってスタート時は知識がないのが当たり前なのです。では、知識はなくても良いのか、というとそのようなことはありません。知識はすごく大事です。でも最初は知識がなくても構わないということです。大事なのは、活動を進めて行く中でその都度、知識を深めて行くことが肝要だという事です。

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おはぐろトンボ

知るは一時の恥、知らぬは一生の恥、という諺がありますが、5Sは活動を進めて行くと次から次へと気づきが目の前に現れて来ますので、それをできるだけ自分のものにしようとする意思が大切です。よく考えることにより自分のモノになるものは多くあります。また、少なからぬものは人に聞いたり、ベンチマーキングをしたりして体得することができます。
でも、多くの活動で、それも長く続けているのに何んとなく同じ事をずっと繰り返している活動があります。そういう活動に携わっている人たちから、上手く行くコツはなんですかとか、報奨制度はありますかとか、組織の在り方はどうあるべきですか…などの質問をいただきます。真剣に答えてもどうもその先に進みません。これは、この質問を受け止める姿勢が欠けているのが決定的な問題のような気がします。だから知識もそれ以上、体得できないのでしょうね。

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合歓の花

5Sの良い所は誰でも分かって、誰でもできて、やりながら着手できることです。そして一人でも出来ることです。一人が真剣にやるとその活動を見て…これも5Sの良い所ですが、やった結果が見えて…一人二人…と仲間が増えて来ます。さらに、やる度に次のコト・モノが見えて来ます。つまり、知識の源泉が現れて来ます。それを順次体得して行けば知識は自ずと蓄積されることになります。単なる5Sをやるのではなくて、安全、品質、生産性、在庫、コミュニケーション、見える化、IEやTPM、キャッシュフロー、環境…などのためにやるのであって、企業のさまざまな所に及びます。だから、そのつもりで備えておけば企業活動に関連するあらゆる知識に波及することになります。繰り返しますが、知識がなくてもスタートできます。でも、知識を吸収しようとする意欲がなければ知識は得られません。知識が増えなければ活動もそのレベルで頭打ちになります。世の中の5Sを見ていると、あまりにも5Sをやると言って5Sをやっている活動が多いように思われます。5Sは手段です。5Sをやりながら、何を解決する(やる)のかきちんとした意識を持たないと、手段の5Sが目的になってしまいます。5Sを手段と位置付けることができるのも知識の結果ということになるのかもしれません。5Sでは、知識の多寡は問題ありませんが、レベルアップのためには不可欠です…。

以下に5S的な言葉を15ケほど挙げておきます。これを知るだけでも多少は知識が深くなると思います。ご存知の方は反芻してみて下さい。意味は…自分の意識改革のつもりで自分で調べてみて下さい。

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オカトラノオ

横展開
ダメ元
巧遅より拙速
小は大を兼ねる
直角平行
田の字
壁際・窓際すっきり
ストライクゾーン
小そうじ
丸く掃く
初期清掃・点検清掃・保全清掃
3現主義(現場・現物・現実)
3定(定品・定置・定量)
みえる化
工場がショールーム